
SAMURAI7ってどこか無常感とかがテーマなのだろうか。 とこっそり思います。 黒澤映画版を見てないので、原作のテーマは知らないのですが、 アニメに関してだけ言えば、そんな感じを受けるのです。 死を美化するわけじゃないですが、精一杯生きて散ってゆく輝きとは対照的に、 遺される側の空っぽ感とか、焦燥感とか、そんな感じが残るアニメだなぁと思います。
だから、「あぁぁぁ~」とは思っても涙までは流れないんだよなぁ…と。 単純に感動するだけじゃなくって、ぐわーっと感じるものがあってもどこかカラッポな 感じがします。いや、大好きであることには変わらず、大好きであることが大前提なのですが。
カッツンにとってはSAMURAI7はある意味「きっかけ」の物語だよなぁと。 ここで話が終わるわけじゃなく、ここから始まる、みたいな。
銃を他に選択が無い中だったとしても持ってしまったカッツンが、 ここから修羅に行くか死人に行くか、それとも野にまぎれてそこいらの並のお侍になるかは 私にはあんまり想像が付かないですが…、 多分自分が打ってしまったキュウゾウのことは一生忘れられないだろうなぁと。 彼の人生に重すぎる影を作ってしまったようにも思います。
是か非かなんていう事は簡単には言えないのですが、 あの場面は是であって、彼としては非で有ったんだろうなと。
周りが凄すぎる中の、それに追いつけないコンプレックスや 自分で解っていても、捨て切れない自分のプライドとか、 色々なものが一番「人間らしい」のがカッツンだったろうと思います。
そしてキクチヨ。
済みませんが私、彼の死に関しては、「おばか!」と言ってのけたいです。
それまでずっと刀を交えてきて、無論戦艦と自分の力量の差なんてわかってて当然で、 そこをきちんと見極めてこそ「漢」だと思います。 あれじゃ猪突猛進だよ、回り見えてないよ、なんで待ってくれてる人がいるのに そんな無謀な行動に出たんだよ~~と。 そういう行動に出るなら、カンベエの様にきちんと「切り離す言葉」をコマチに対して 言ってやるべきで、心残りとかが残らないようにしてやるべき。 巻き物を預けた以上、きちんと(コマチごと)取りにもどるべきだよ…!
でも今までの旅路とかで仲良くなりすぎて切り離すことも、村の為に何もしないでいることも 出来なかったんだろうでしょうけど。
お侍の中で一番生き残って欲しいお侍さんでした。本当。 キクチヨ大好きなんです。きっとあの真直ぐな所が本当、可愛らしくって。 思いっきりストーリー上の死亡フラグが立ちまくってて「あぁ…」と 思ってしまう部分も多々あったのですが、キクチヨには生き残って欲しかった。 生き残って、第2の人生に歩みを進めて欲しかったです。
極論を言うならキクチヨとカンベ、どちらが死ぬのか選択を迫られるならば カンベが死ぬ方が良かったです。(いや、極論であってカンベに死んで欲しくは無いですが) カンベならもう長く生きたし、ある意味この世に未練は無さそうだし。 でもカンベが死んだらシチさんが報われなくなりますがね…。
さてもへーっと語り終わったところで細かいところをぼちぼち行きましょう。
ウキョウの貧乏くじ発言。 何だか一番の加害者で一番の被害者だよなぁと。 ウキョウが居なければカンナ村まで都が来ることは無かったとは思います。 でも都の施政が終わることも無かっただろうなと思います。 やっぱり時代を一番操り、一番踊らされてたんだろうなぁ。 大きな権力をいきなり手にして、でもって自分には曲りなりにもアキンドで培った知識があって。 操ったように見えて、一番踊らされてたのはウキョウだったんだろうなぁ…と。
あとカンベがキュウゾウの刀を使ってることにもうウタゴロしてました。
何ですか、アマヌシをお前の刀で切ってやるとでも言うんですかカンベ。 凄いそんなところに優しさが滲み出てて大好きなんです。 武士は口では騙らず…というか、カンベはそういう部分に関して無口すぎるだけだと思うんですが。 行動にきちんとあらわすのがあぁ…いいなぁ…と、刀に気づいて惚れ直すんですよ。ホレボレ。
そして今回何気にシチさんの言が少ないですよ~もうちょっとお声を聞きとう御座いました。 「カンベエ様!」だけは何度も聞きましたけども(笑)
そしてイツモフタリデに始まりイツモフタリデに終わる物語…。ぐふ(怪しい)
イツモフタリデについてはカンベが刀渡したときのシチさんといいカッツンとの語りといい もっしょりとギャラリの方で補完したい場所が多々ありすぎるので あっち側にて補完します。うひぇーい。
何はともあれ、本当久しぶりにどおっぷりと嵌ったアニメでした。
あぁ、終わったなぁ…と、思えるお話です。
思うところは多々あれど、この終り方で良いと思えます。
製作に関わられた皆様、お疲れ様でした、そして本当に楽しいお話をありがとう御座いました…!
そして出来ることなら再放送を…!(何度見るつもりですか)